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執筆者の写真HASUMURA

世界初の「界隈性」デザイン本ができるまで その4

出版予定の世界初の「界隈性デザイン」の入門書「それでも今の居場所でいいですか?」の執筆に至る背景を紹介する連載です。


前回、自分の「約束の大地」がどこかにあるのではなかろうか?というスピリチュアル思考をもって、自分探しの旅、バックパッカー世界一周紀行に出た話をしました。


 当時の話を母校の広報誌のインタビューに回答した記事がまだWEBに残っていたので引用します。


日本育ちの自分にはわからない界隈性を生きる人々
日本育ちの自分にはわからない界隈性を生きる人々

編:写真を撮る時に、一貫して考えているテーマなどはありますか? 蓮村:目の前に存在してるのに、決してその真髄に触れられないようなものがある時、写真を撮ることでそれを少しだけ分けてもらえないかな、というような事を考えてます。  たとえば、ヒマラヤ山脈の麓に住む人達の表情を撮る時。彼らは日本で育ってきた自分には知り得ない世界観をもっていて、それには触れることが出来ない。でも、わからないなりにも写真に写すことで少しそれを分けてもらえるんじゃないか、という。  風景を撮る時はまたちょっと違って、自分の心の中に原風景というか、デジャヴに感じちゃうような風景があるんですよ。子供の頃見た「銀河鉄道の夜」のアニメとか、「世界ふしぎ発見」で見た風景とかの影響で、昔から心の中に原風景みたいなものが刷り込まれていて。  イスラム教徒はメッカに行くと感極まって泣いちゃうことがあって、俺は無宗教だからそういう感覚は分からないけど、自分にもそういう、感極まって泣いてしまうようなまだ見ぬ土地がどこかにあるんじゃないかとちょっと思っていて。 そういう土地の候補みたいな場所があって、そういう場所を写真に収めておきたいなという思いがあります。
日本育ちの自分にはわからない界隈性を生きる人々
日本育ちの自分にはわからない界隈性を生きる人々



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